利用規約

一 総則

  • 1.本規約は、合同会社エス・トラン(以下運営元といいます)の提供するモビリティマネージメントシステムMoTY!(モティ)につき定めるものです。
  • 2.モビリティマネージメントシステムとは、移動手段(モビリティ)を求めるシステム利用者(以下乗客といいます)と、移動手段を提供できるシステム利用者(以下ドライバーといいます)が相互に交渉し、運送契約を締結する機会・場を提供することにより旅客運送の需給最適化を支援するシステムです。
  • 3.モビリティマネージメントシステムMoTY!(以下本システムとします)は自ら直接乗客からの依頼を受けて配車業務や運送仲介を行うシステムではありません。また乗客・ドライバー間で個別に結ばれる運送契約の当事者とはなりません。故に運送契約にかかるすべての権利義務関係は乗客とドライバーまたは運行管理事業者に帰属します。
  • 4.本システムは、運送契約を交渉・締結する機会・場をネット上に設けるサービスを主とし、それに付帯して取引の安全をはかり運送契約履行の円滑化を支援するサービスを提供します。そのために本規約等の定めに従いシステム利用者への連絡、情報提供、システム上のデータ補正処理、補償その他必要な行為を運営元の判断で行う場合があります。

二 定義

  • 本利用規約において、以下の用語は、以下の意味を有するものとします。
  • 1.「運営元」とは合同会社エス・トランを指します。システム運営元も同義です。
  • 2.「システム利用者」とは本システムのサービスを利用する者を指します。
  • 3.「モビリティ」とは移動手段を指します。本システムでは車両を用いた道路移動手段を指します。
  • 4.「モビリティマネージメント」とは移動最適化を指します。
  • 5.「乗客」とはシステム利用者のうちモビリティを求める者を指します。
  • 6.「ドライバー」とはシステム利用者のうちモビリティを提供する者を指します。
  • 7.「運行管理事業者」とはドライバーとモビリティを管理・統括する組織・事業体を指します。
  • 8.「乗車」とは乗客によるモビリティ利用またはその開始を指します。
  • 9.「迎車」とはドライバーの移動による乗客との合流を指します。
  • 10.「降車」とは目的地到着による乗客の乗車の終了を指します。
  • 11.「システム利用料」とは本システムを利用する対価を指します。

三 提供サービス

    本システムはシステム利用者に次のサービスを提供します。

    1.モビリティマッチング機能

    • a.乗客は必要事項とともに乗車希望をシステムに入力し、それによりドライバーからの乗車オファーを受けられます。
    • b.ドライバーは必要事項とともに乗客希望をシステムに入力し、それにより乗客からの乗車希望を受けられます。
    • c.乗客・ドライバー双方複数相手の乗車オファー・乗車希望を受けられ、自らの意思で最適な相手を選択・承諾することができます。
    • d.乗客とドライバーが相互に直接、乗車希望・乗車オファーを提示しこれに相手方が承諾したことにより双方の意思が合致し運送契約は成立したものと本システムは判断します。
    • e.上記運送契約成立を受けて本システムは乗客とドライバー間の通信及び位置情報の共有を可能とし、迎車、乗車から降車確認、決済、評価に至るまでの相互の運送契約の履行を支援します。

    2.位置情報確認・共有・探索機能

    • a.システム内の地図機能から自らの現在地確認・目的地探索を行えます。
    • b.システム内の位置情報機能から、乗客・ドライバー双方の現在位置を共有することができます。
    • c.システム内の地図から希望地域を探索することができます。
    • d.運行管理・事業者は自らの管理・統括するモビリティ・ドライバーの現在地を確認することができます。

    3.乗車予約機能

    • a.乗客は自らの希望するモビリティ・ドライバーへ乗車希望をあらかじめ予約することができます。
    • b.ドライバーは予約に対してこれを受諾し乗車予定確定通知することができます。

    4.通信・通知機能

    • a.乗客及びドライバーは本システムを通じて相互にメッセージ交換できます。
    • b.乗客及びドライバーは相互の通知を本システムからLINEを通じて送付し受け取ることができます。
    • c.運行管理事業者は管理・統括するドライバーとメッセージ交換できます。

    5.運行記録・確認機能

    • a.乗客及びドライバーは乗車及び降車の位置・時刻等の記録から自らの乗車記録を保存・取得ができます。
    • b.運行管理事業者は自ら管理・統括するモビリティ・ドライバーの乗車記録を保存・取得ができます。

    6.決済機能

    • a.乗客は本システムを通じて決済会社に提供したクレジットカード情報により、本システム利用料及びドライバーから請求された運賃その他の支払いをすることができます。
    • b.ドライバーは、現金による運賃収受等既存の方法に加えて本システムの決済機能を利用することができます。
    • c.決済機能を用いる場合は、支払いを受ける者が決済会社所定の手数料を支払う必要があります。

    7.評価機能

    • a.乗客は降車時にドライバーの評価を行えます。
    • b.ドライバーは降車時に乗客の評価を行えます。
    • c.これら評価は積算され、適宜システム利用者に表示されます。
    • d.運行管理・事業者は管理・統括するモビリティ・ドライバーの評価を閲覧することができます。

    8.その他機能

    • a.上記に付帯する機能
    • b.システムアップデートによる追加・補強機能。

四 システム利用料

  • 1.システム利用者は上記三で提供される本システムのサービスを利用する対価としてシステム利用料を運営元に支払います。
  • 2.システム利用料は別紙利用料金表に従い算出されます。
  • 3.システム利用料は原則として一回乗車ごとに発生し、乗車に至らない場合は発生しません。
  • 4.システム利用料は運賃に対する比例負担はありません。
  • 5.システム利用料負担者は、次の通り原則としてシステムによる利便享受者です。
    • a.タクシー等有償旅客運送においてはドライバー又は運行管理事業者の負担。
    • b.自家用有償旅客運送(自治体ライドシェア等 タクシー会社管理も含む)においてはドライバー又は運行管理事業者の負担。
    • c.自家用無償旅客運送(国土交通省の規定による)においては、乗客の負担。
    • d.その他上記に当てはまらない場合は個別の契約による。
  • 6.システム利用料は別途契約によりその一部または全部を、乗客・ドライバー・運行管理事業者以外の第三者負担にすることができます。

五 システム利用者登録

  • 1.システム利用者登録は、乗客、ドライバー、運行管理事業者別に行うことができます。
  • 2.同一個人のシステム利用者は乗客とドライバーの登録をそれぞれ上限一つまで行うことができます。
  • 3.運行管理事業者の登録は、本規約とは別に運行管理事業者用システム利用契約の締結後運営元がシステム利用者登録し本人にアカウントの詳細を通知します。
  • 4.次の個人または法人はシステム利用者登録できません。
    • a.18才未満の未成年者(保護者の同意ある場合を除く)
    • b.犯罪組織やテロ組織等反社会的勢力及びそれに所属する個人または関係者並びに反社会的勢力に実質的に支配された法人等組織とその関係者
    • c.以前に本システムに虚偽の内容を登録した、あるいは登録しようとした者。
    • d.その他システム運営上不都合と運営元が判断した者
  • 5.システム利用者登録後、乗客、ドライバー、運行管理事業者はその意思により退会、本システムのシステム利用者登録を解除することができます。
  • 6.システム利用者登録内容が真正であることについて利用者自身が責任を負います。
  • 7.システム利用者登録後のアカウントおよびパスワードの管理については利用者自身が責任を負います。

六 禁止事項

    次の各事項に当たる行為を行うために本システムを利用することを固く禁じます。

    • 1.刑事上公法上民事上すべての法令において違法とされる行為。
    • 2.上記に加え、とくに行政の許認可を得ない旅客運送事業や有償自家用運送行為(白タク行為)
    • 3.本システムの正常な運営に対し有害な影響を与えるすべての行為
    • 4.本システムについて虚偽の情報を拡散・流布する行為
    • 5.本システムにかかる知的財産を侵害するすべての行為
    • 6.日本国外での利用
    • 7.ユーザー登録者本人以外の利用
    • 8.本システムが想定するモビリティマネージメント以外の目的外利用行為
    • 9.その他運営元が正常なシステムの運営を行うにあたって不適当と判断する行為

七 免責

    以下の各事項において発生する損害や不利益について運営元はその責任を負いません。

    • 1.戦争や自然災害、停電、通信不良等運営元に責任のない事象によるシステム障害
    • 2.システム利用者間で結ばれた個別具体的な運送契約とその履行にかかる紛争
    • 3.悪意ある利用者又は第三者がシステムを違法不正に利用したことによるシステム障害
    • 4.本システム本体以外の外部連携プログラム動作を原因とするシステム障害
    • 5.保守点検等システム上正当な理由のあるときのサービスの一時停止又は終了
    • 6.法令上または行政の要請によるサービスの一時停止・終了

八 システム利用環境

  • 本システムを利用するにあたり、本システムのサービスが提供されるインターネット上のサーバー接続に必要な機器、通信回線、ソフトウェアその他周辺環境についてはシステム利用者自身の責任において準備・維持するものとします。なお、本システムは一般的に利用される環境の大半に適合しますが、すべての利用環境での動作を保証するものではありません。

九 規約の順守義務

  • 1.本規約は運営元及びシステム利用者に適用され相互に順守の義務を負います。
  • 2.システム利用者は、本規約を確認の上システム利用者登録を行い、以後規約に従うものとします。システム利用者登録の解除をもって規約順守の義務は解除されます。
  • 3.システム利用者が本規約に反する行為を行った場合、運営元はシステム利用者のシステム利用登録を停止または解除することができます。また運営元はシステム利用者の規約順守義務違反を理由にシステム利用の再登録を拒否することができます。

十 一般的条項

  • 1.本システム利用にかかる個人情報保護については、プライバシーポリシーによって定めるものとします。
  • 2.本システムに関するすべての知的財産権は運営元に帰属します。
  • 3.本システムの利用に際して発生した紛争解決にあたっての準拠法並びに管轄裁判所は運営元所在地又は運営元指定によります。
  • 4.本規約の一部規定につき無効となった場合も、その他の部分については引き続き有効に存続するものとします。
  • 5.その他本規定の定めのない事項については、民法上の一般原則に従い利用者と運営元の間で速やかに協議し解決を図るものとします。

規約制定日
2025年4月1日